チケ転売規制について

ナビスコ決勝あたりから、レッズサポを中心にチケットの転売を規制するための運動が始まったそうだ。
確かに転売目的でチケットを購入する人がいて、本当に観たい人が観れないのは問題かもしれない。しかし、私は思う。特に浦和サポが自分達で蒔いてしまった種だという気がしてならないのだ。
浦和レッズが惜しも押されぬ人気チームであり、そのサポーターが熱狂的であるのは周知の事実。当然チケットも手に入りにくい。そうなると高い金額を払ってでもチケットを手に入れようとする人が現れる。そういう人が増えれば、当然値段も上がる。それは需要と供給の関係上、当然の結果だ。
同じような例がもう一つある。試合会場の開場時間と並び始める時間だ。少しでもいい場所で観戦しようと早く並ぼうとする。今回のナビスコでも、浦和サポの集まりの早さは尋常じゃなかった。今回だけでなく、普段のリーグ戦での開場時間の早さが、この現象が日常であることを物語っていると思う。
買うひとがいるから値段が上がる。
並ぶひとがいるから、より先に並ぼうとする。
この問題の元祖は浦和にあるのだろう。だからこそ自分達が率先して行動に移そうと見る一方で、自分達がまいた種を自分達で回収するという滑稽な一人相撲に見えてしまう。自分達の作り出した産物が自分達で制御出来なくなったから、自治体に泣き付いているように、もしくはあたかも自治体が法規制しないからいけないんだといった理不尽な要求をしているようにさえ見えてしまう。
本当は自分達が高額で買わなければ、チケットの値段も上がらないのだから。
ただ、この運動の結果、安くチケットが手に入るようになるならば嬉しい限りだが・・・
私の個人的な予想からすると、法規制しても転売行為はなくならないだろう。安くなったらなったで、個人売買などは規制が難しくなる。そうなると、これだけ出すから譲ってってなるだろうし。
開場待ちの行列問題は解決出来る。リバプールのように全席指定にすることで解決が可能。現実的には全席指定は厳しいのだろうが・・・